よくある質問 さまざまなお客様の????にお答えします。QUESTION & ANSWER

Q.6 シーラーとプライマーの違いは・・・?

素地と上塗りを密着させる意味ではシーラーもプライマーも全く同じです。
昔は薄く塗るのがシーラー、厚く塗るのがプライマーとも言われてましたが、実はこれには定義がありません。
金属や鋼板に使用される代表的な錆止め塗料、これもプライマーと言います。
一部例外がありますが無機系建築素材に使用する物をシーラーと言っています。

Q.5 水性塗料と溶剤系塗料どっちが長持ちするの・・・?

どちらも長所短所はありますが、結論から言って同じ樹脂で比べれば、ほとんど差はないと言えます。水性は弱いから・・・と言うイメージが定着していますが、現在の水性塗料の技術革新には、目を見張るものがあり、決して水性塗料=弱い、と言う事では無いので、環境問題からも、水性塗料は、今後益々発展しオール水性化の波が押し寄せて来るのは事実です。目的、用途に合った塗料を選定する事をお勧めいたします。

Q.4 水性塗料は、乾いたあと水に溶けませんか・・・?

もちろん水性塗料ですから、希釈は水で行いますが、ここでの話しは、塗装工程後乾燥塗膜の事です。水性塗料の中で最も一般に使用されている、アクリル樹脂エマルションペイント、Q.3でも触れましたが塗料は全て樹脂化されていますので乾燥塗膜後は水に溶けません。
塗料と似た物で、水性(水彩)絵具がありますが、こちらは乾燥後も水に溶けてしまいます。
水性絵具にも種類があり、エマルション化したアクリル絵具は水に溶けません。

Q.3 水性塗料なのになぜ低VOC・・・?

塗料全般に共通して言える事ですが、塗料とは、塗膜成分となる、樹脂(主要素)に着色顔料や錆止め顔料、塗料を安定させる添加剤(副要素)、以上が固形分ですが逆に塗膜にならない揮発する成分、溶剤又は水から構成されています。溶剤、水は塗料に流動性を与え塗り易くします。
ではなぜ、水性塗料なのに低VOCなのか?
塗料を安定させる添加剤(副要素)にVOCが含まれています。
添加剤を塗料から抜いてしまうと、貯蔵安定性や塗膜性能に影響します。
最近では、技術も進みゼロVOCと言う塗料も出ています。

Q.2 弱溶剤・強溶剤とは・・・?

溶剤系塗料には2種類あります。Q.1の回答に出て来た、アルキド・樹脂を除くその他の樹脂は、樹脂の特性性質で、強い有機溶剤でないと、塗料化する事が出来ませんでした。そのため塗料に含まれる溶剤含有量が多いのです。
環境問題でも耳にするVOC削減(VOC=ボライタル・オーガニック・コンパウンズ揮発性有機化合物)からも、塗料自体をハイソリッド化=溶剤含有量VOCを少なくし、塗装時の固形分を従来比の従来比の15〜20%高く設定し、溶剤をそれぞれ強い有機溶剤から、塗料用シンナーの成分脂肪族炭化水素=ターペンに切り替えたのが弱溶剤なのです。

Q.1 一般的に言われてる油性塗料とは・・・? 

塗料に使われている樹脂の種類は数多くあります。
一般的に耳にするのがアルキド、ラッカー、アクリル、エポキシ、ウレタン、シリコン、ふっ素樹脂等。その他にも様々ですが、これらは合成樹脂と言われます。
その昔、油性塗料とは油類、あまに油・えの油・しなきり油等の植物油を煮だし、乾性油(ボイル油)を作り、天然樹脂を混ぜた物が、油ワニス。
これに、着色顔料又は錆止め顔料、乾燥剤を添加した物が、調合ペイント(ペンキ)油性錆止めです。本来の油性塗料とは、これを指します。
但し乾燥が遅かったり、作業性などから、最近では、ほとんど使用される事は無くなりました。
これに変わって石油精製品の合成樹脂を採用し作業性や光沢、耐候性などを上げた物が現在の合成樹脂調合ペイントです。
希釈する溶剤が、塗料用シンナー(ペイントシンナー)、脂肪族炭化水素系(ミネラルスピリット)=ターペンです。その他は、溶剤系塗料と言っております。


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